岩手県盛岡市のレストラン・雲の信号にて2022年1月14日、リモート操作で業務に携わる「分身ロボット」による業務開始を祝うセレモニーが開かれました。
分身ロボットとは、リモート操作に対応したロボットの総称です。業務用途においては、従来対面形式で行われていた接客業務や案内業務などの実証実験が進んでおり、主に身体障がい者の就業促進や人材不足地域での雇用促進、新型コロナウイルス対策などに可能性が期待されています。
雲の信号によると、今回リモートロボットを操るのは、盛岡市内在住の女性です。女性は神経難病を患っており下半身が不自由であるものの、分身ロボットを通じたメニュー案内などをこなしており、当面は週5日・2時間の勤務を継続する予定としています。
分身ロボット拡大の可能性
今回、雲の信号にて導入されたロボットは、株式会社オリィ研究所が提供している分身ロボット「OriHime」シリーズです。
オリィ研究所は東京都内に分身カフェを設置したことなどで話題を呼び、現在はテレワークやブライダル、プログラミングなど各方面において事業展開し、ロボットの活用可能性を模索しています。
オミクロン株の登場以来、国内においても新型コロナが再び猛威を振るっており、感染対策の徹底が強く望まれている状況です。非対面・非接触に強みを持つ「OriHime」は今後、更に需要を増すかもしれません。
参照OriHime

