人材派遣大手のパソナグループは2022年1月7日、オンライン仮想空間「メタバース」に事業参加し、仮想空間を活用した新たなワークスタイルを模索する計画を明らかにしました。
同社によると、計画は専門的な知見を持つ人材を社内外から集め、チームとして進めるとのこと。アバターを操り仮想空間で行動できるメタバースには日本社会で長らく問題となっていた年齢や男女格差が存在せず、より多くの人材が希望する働き方を追求できると評価しています。
メタバース(超越した宇宙)とは仮想空間上にコミュニティを創出するという考え方により生まれた技術です。概念自体は以前から提唱されていたものですが、米国フェイスブック社が社名をメタに変更したことを契機に、爆発的に広がりを見せています。国内においてもメタバースを巡って多くの企業が参入や協賛を検討している状況です。
淡路島事業に相乗効果期待か
パソナグループはメタバースについて、同社が現在進めている淡路島での開発事業にも活用可能性であるとしています。
例えば、メタバース上で淡路島での生活をバーチャル体験できる環境を構築したり、ベンチャー企業やアーティストの誘致にも繋がると説明。働き方において地理的な条件に紫原られないメタバースは、より多様な層に受け入れられる余地があるとして、可能性を探る動きを見せています。
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参照パソナ、メタバース参入へ 代表「仮想空間で新たな働き方創出」