人工知能による試着サービス、F・O・インターナショナルが展開

子ども向けアパレル企業の株式会社F・O・インターナショナルはこのほど、京都大学発の株式会社データグリッドと協力し、人工知能を活かしたバーチャル試着サービスの提供を開始しました。

情報によると、試着サービスは人工知能により対象の衣類と事前に撮影した子どもの画像を組み合わせて表示するもの。利用者が試着したいアイテムのQRコードを読み取ると、スマートフォン上で子どもが試着したときの姿をイメージ画像として表示します。

記事発表時点で対象商品は同社4ブランドのうち74種類のアイテムです。ただし、今後の需要の動向により、増加するものと見られます。

子ども服に強い需要か

バーチャル試着サービスは全世代的に一定の需要が見込まれますが、特に子ども服についてはより強い需要が期待されます。

衣類の試着には当然着用者である子どもの同行が必要ですが、子どもによっては繰り返しの試着を嫌がり、保護者が妥協せざるを得ないケースもあるからです。また、孫と別居している祖父母や、出張中の両親など遠隔地でのプレゼント需要の拡大にも効果があると見られています。

参照子どものスマホ写真に洋服を合成「バーチャル試着」 神戸の子ども服ブランドが実証実験