米国大手スーパーマーケットのウォルマート社は2021年11月8日、自動運転スタートアップのガティック社(Gatik)社と協力し、自動運転車によるルート配送計画を進めていると明らかにしました。
情報によると両社は現在、米国アーカンソー州に位置するウォルマート配送センターより、同社の各拠点スーパーに向けてのルート配送業務を自動運転トラックにより実施しているとのこと。すでに同区間では運転手が搭乗しない形での実験や映像公開にも成功しています。
実験についてウォルマート社は「自動運転トラックが効率的かつ安全で、持続可能だ」と評価。本格導入を目指す計画です。
単純業務を自動化。人間は高度な労働へ
ウォルマート社は自動運転トラックの導入より従業員の働き方をより効率的にシフトできると期待感を示しています。
これまで同社の従業員は配送業務に一定の時間的リソースを割かれていましたが、自動運転技術の実用化に成功すれば、より高度な業務に割り当てることが可能とのこと。また、運転免許を保有する人材を確保する必要もなくなり、労働力不足に貢献するものと見られています。
参照ウォルマート、完全自動運転トラックによるルート配送を開始

