AI×ロボの「TESRAY」さつまいも2万4千トンの選別現場へ投入決定

画像:株式会社ポテトかいつか/PR TIMESより引用

株式会社ロビットは2021年10月12日、同社が開発を進める人工知能ロボティクス「TESRAY」をさつまいも大手の株式会社ポテトかいつかの選別ラインに導入したと明らかにしました。

ロビットの「TESRAY」とは、人工知能を活用した外観検査ソリューションです。膨大なデータ蓄積による精度の高い識別を可能にするだけでなく、高精度カメラにより表面をなぞるような撮影や360度の全面撮影などさまざまな外観検査に対応。さらに既存のロボットアームへの装着など対応範囲の広さから、自動車部品検査や食品選別検査などの分野において多くの導入実績を持っています。

株式会社ポテトかいつかは年間2万4千トンものさつまいもを、約600先の農家から仕入れている企業です。従来はヒトの手で選別していたため時間もコストも膨大なものとなっていましたが、「TESRAY」導入によりこれらの大幅圧縮が期待されています。

企業課題を同時に解決、AIロボの実力

品質、コスト、人手は製造企業を悩ます3つの大きな課題です。

これまでの社会では、人員を増やせば増やすほどスキルや経験にバラつきが生じ、均一な作業品質を確保するために膨大な教育コストを投資する必要がありました。また、昨今では労働条件の不一致などから人員確保に頭を悩ます企業が増えており、人手不足が社会問題化していました。

「TESRAY」などAIロボの導入は、こうした企業課題を同時に解決できる画期的なソリューションのひとつです。人手と品質とコストの問題を同時に解決できるため、今後さらにAIの活用に注目が集まるものと見られます。

参照TESRAY

参照ロビットのAI外観検査ソリューション「TESRAY for food & agri」が、さつまいも最大手のポテトかいつか社の選別ラインで本格稼働

参照さつまいもをAI外観検査で自動判別、選別自動化ラインの構築に貢献