衛星とAIを活用し不審船監視の自動化へ、日本政府が実証実験

日本政府はこのほど、日本近海に出没する不審船への対策に向け、人工知能を活用した船舶監視システムを導入する方針を固めました。

情報によると、システムは人工衛星と人工知能の連動により稼働するもの。

具体的には、人工衛星を通じて近海を航行する船舶の位置や速度をデータ化して、人工知能が不審な動きをする船舶を特定し監視するというものです。

監視効率化と省力化の両立狙いか

日本政府はこれまで、中国や北朝鮮の関与が疑われる不審船の出没に、多大な労力をかけてきました。

今回決定した人工知能の導入は、監視の効率化と職員の負担軽減との両立という2つの狙いがあると見られています。

なお、同システムは2022年度より実証実験を開始し、2024年度での正式導入を目指すとのことです。

参照「衛星VDESの国内導入に向けた環境整備」(我国の取組方策の検討)

参照【独自】不審船特定、AIで衛星データ分析し瞬時に…政府が監視システム構築へ