画像:WHILL株式会社より引用
静岡県浜松市の医療機関である「浜松市リハビリテーション病院」にて、自動運転システム搭載型の車イスを活用した実証実験がはじまりました。
情報によると、実験に使用されている運転システムは、自動運転システムの提供や次世代型電動車「WHILL Model C2」などを手がけるWHILL株式会社の技術を取り入れたもの。
導入された車イスには院内の地図情報が記録されており、搭載されたカメラとセンサーを駆使して周辺情報を分析しながら、空間を認識。安全に目的地まで移動することを可能にしたとのこと。実験は2週間ほどで、得られたデータをもとに改良を進める方針です。
介護分野での人手不足解消へ
今回導入が決まった車イスですが、目的は介護スタッフの負担軽減や業務の効率化などが挙げられています。
特に介護分野においては、経営側より慢性的な人手不足に悩む声が多くあり、各スタッフの負担軽減が課題になっていました。ロボットによる自動化が可能な部分が増えてくると、それだけ各スタッフの負担は軽減されるため、経営側としては余剰リソースを代替できない業務に回すことが可能です。
介護分野におけるロボットの活用は、今後も増加するものと見られます。
参照<お知らせ>浜松市リハビリテーション病院でWHILL自動運転システムの実証実験が始まりました