画像:国土交通省より引用
国土交通省は2021年7月12日、内閣府が進める戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環計画である地方社会における自動運転社の社会実装に向けたプロジェクトとして、福岡県みやま市にて自動運転バスを本格導入すると明らかにしました。
発表によると、自動運転バスの走行ルートはみやま市2021バイオマスセンター「ルフラン」から地元商店「Aコープ山川店」区間の約3.6kmで往復するというもの。路線道路には電磁誘導線が敷かれており、車両に搭載されたセンサーと交信して運行の安全を確保する計画です。
実験車両はヤマハ発動機株式会社の6人乗りの小型バスが採用されています。情報によると、みやま市では時速約12kmほどで運行する計画です。
国交省による社会実装、救出初事例へ
今回の実装は一般利用者を想定したもので、2021年7月19日より1回100円の運賃で乗車できます。運行日は月曜~金曜の週5日で、1日5便ほどの運行を計画しているとのこと。
同計画による社会実装は滋賀県東近江市と秋田県北秋田郡のみと例が少なく、九州初では今回のみやま市での導入が初事例。交通格差や買物格差の解消例として期待が寄せられています。
参照中山間地域における道の駅等を拠点とした自動運転サービス 福岡県みやま市で本格導入へ(九州初)