NTTドコモ、世界初のドローン通信プランの提供へ

画像:NTTドコモより引用

モバイル通信事業者のNTTドコモはこのほど、ドローンによる目視外飛行を対象にした新プラン「LTE上空利用プラン」の提供を開始しました。

発表によると、同プランは政府が中心となり進めている空の産業革命を受けて策定された新プランで、これまで電波法で規制されていた上空でのモバイルネットワークに対する規制緩和を受けて作られたもの。国内外でも類似のプランは存在せず、ドローン向けの通信プランとしては世界初になるとのこと。

利用方法はとても簡単で契約後、ドローンにSIMカードを挿入するか、LTE対応端末を搭載するだけ。利用料金は月額4万9,800円と高額ですが、120GBまでの通信に対応しているとのことです。

目視外飛行や産業活用に可能性

世界初となるドローン向け通信プランの「LTE上空利用プラン」。NTTドコモはシームレスな長距離飛行や産業分野での活用など、複数のメリットを紹介しています。

ドローンは目視外飛行が中心となるため、通信環境の品質は重要です。通信環境によっては映像が乱れるなどのトラブルが起きかねず、オペレーターの悩みとなっていましたが、「LTE上空利用プラン」では目視外エリアでもシームレスな飛行支援が期待できます。

また、NTTドコモは「LTE上空利用プラン」の通信品質は、産業での活用にも期待が持てるとアピール。農業や物流、災害対策などドローンの活躍が期待される様々な業界において、低コスト化や効率化を実現するとしています。

参照LTE上空利用プラン