画像:株式会社JR東日本クロスステーションより引用
株式会社JR東日本クロスステーションは2021年5月11日、同社硬式ウェブサイトにて人工知能「AIさくらさん」を導入した多機能自動販売機の実証実験を開始すると発表しました。
AIさくらさんとは、株式会社ティファナ・ドットコムが運営している人工知能サービスの名称です。自動販売機に搭載されたモニターを通じてコミュニケーションを取ることで、ユーザー側にさまざまなサービスを提供する能力を持っているとのこと。
具体的には、顔認証機能を利用してユーザーの年齢や性別を洗い出し、人気の商品を紹介する「レコメンド機能」や、設置駅における乗り換え情報などを提供する「案内機能」、さらに英語や中国語による情報提供に対応した「多言語対応」など複数の機能を有しているとしています。
山手線5駅・10台設置中
JR東日本クロスステーションによると、今回の実験は東京・山手線の5駅において行われています。該当駅には、既にAIさくらさんを搭載した自動販売機が合計10台ほど設置されており、誰でも利用できるとのこと。
なお、同社は今回の実験を通じて、さらに自動販売機に対するユーザーの利用状況を調査。得られた情報を随時学習することで、新たなサービスの展開も検討するとしています。
参照コロナ対策で非接触・非対面なのに、自販機で双方向コミュニケーションを実現 AI コミュニケーション機能を搭載した自販機の実証実験を開始

