モビーライド社、福岡市内でヘルメットなし可の電動キックボード実証実験

画像:株式会社 mobby rideより引用

株式会社mobby ride(モビーライド)は2021年5月10日より、ヘルメット任意着用で公道を移動できる電動キックスケーターの一般向け実証実験を福岡市内で実施すると明らかにしました。

電動キックスケーターとは、電気の力で移動を支援する、一人乗り用のキックボードです。欧米では移動モビリティとして普及が進んでいる乗り物ですが、日本では道路交通法上「原動機付自転車」として扱われるため、ウインカーやクラクションの搭載、ヘルメットの着用などが義務付けられ、普及が思うように進まないという課題がありました。

ところが、モビーライド社は今回、警視庁などと協議を進め、実証実験においてキックボードを「小型特殊自動車」として扱う特例適用に成功しています。これにより、ヘルメット着用などの条件を任意化するなど、普通自転車とほぼ同じ条件で実証実験を可能にしたとしています。

免許所持やテスト合格などの条件でヘルメットなし可に

モビーライドによると、今回の実証実験は福岡市中央区全域と南区の一部において展開する計画です。導入されるキックボードは最大で約100台におよび、10か所程度の専用駐輪場に設置する方針とのこと。

利用方法はLINEアプリから「mobby」を追加しアカウント登録するだけです。ただし、利用条件として普通自動車免許を持っていることや警視庁監修のテストに合格するなどが化されています。

参照電動キックボードのシェアリングサービスmobbyが、政府の認定を受け福岡市天神エリアを中心に「ノーヘル」での公道実証を開始