画像:株式会社サイバーエージェントより引用
三重県は2021年4月28日、新型コロナウイルスワクチン接種に関する相談ダイヤルに、人工知能を利用した夜間自動相談システムを試験導入したと明らかにしました。
三重県によると、県では新型コロナウイルスワクチンの輸入が決まった2021年2月以降、ワクチン接種に関係する相談者らに向けた「みえ新型コロナウイルスワクチン接種ホットライン」を開設し、相談対応を進めてきました。
ところが、新型コロナウイルスの第4波蔓延が濃厚となった2021年4月以降、電話相談が月間2万件を超えるなど急増。1日に寄せられる相談件数のうち3~4割程度しか応じられない状況となったため、人工知能による自動相談システムの試験導入を決定したとしています。
約40パターンの質問に対応
三重県によると、相談ダイヤルへの試験導入が決まった人工知能は、約40パターンの質問に対して回答する能力を持っています。
応答内容はワクチンの接種時期や優先順位、副反応への懸念など基本的なものに対応しているとのこと。ただし、現状複雑な質問への対応は難しいことから、県では利用者からの質問内容を録音し、対応品質の向上を目指していくとしています。

