画像:株式会社CJI発表資料より引用
ソフトウェア開発会社の株式会社CJIは2020年9月15日、神奈川県横須賀市の市役所にて、AIを搭載した自律移動型のAIロボット「AYUDA(アユダ)」の実証実験を開始すると明らかにしました。
「AYUDA(アユダ)」とは、CJI社と台湾の企業が共同開発した、サービス支援型の人工知能ロボットです。CJI社によると、内部には人間の発言を音声認識技術を介してデータ化する能力やこれを認識して対応する能力のほかに、管理者の操作を必要とせず自分で移動するが備わっているとのこと。
このため、例えば、来庁者の問いかけに対して適切な内容を回答したり、対応できる部署まで来庁者を案内する、コンシェルジュのような役割を担うとしています。なお、行政サービスにおけるアユダの実験は藤沢市に続いて今回が2例目です。
かながわロボタウンにも登場決定
CJI社はアユダについて、神奈川県のロボットイノベーションモデル空間「かながわロボタウン」への展示も決定したと発表しています。
かながわロボタウンでは敷地内にあるホテルで待機しており、搭載機能の音声対話や顔認証技術を活かして接客案内業務や周辺施設の案内を担当。行政サービスでの実証実験同様に、コンシェルジュ業務を担う役割が期待されます。
アユダはロボットであるため、感染症に影響されません。3密を警戒する飲食・観光業界などにおいては、アフターコロナにおける新機軸生活様式に適合したサービスツールとしても期待感が持たれています。
参照CIJのAIロボット「AYUDA」が横須賀市にて自治体2例目となる実証実験を実施/株式会社CJI
参照CIJのAIロボット「AYUDA」が今年も「かながわロボタウン」で活躍します/株式会社CJI