画像:Tリーグより引用
卓球のシーズンゲームなどを運営する一般社団法人Tリーグは2020年9月11日、新型コロナウイルス感染症対策に配慮すべく、ロボットを利用した新しい形での観客試合開催を発表しました。
新型コロナウイルスが猛威を振るう現状、未だ多くのイベント興行が中止や無観客開催で進んでいます。このため、Tリーグではロボットを活用したリモート観戦席「Future Box Seatβ」を決定。
ロボットならではの高性能カメラや撮影機能を活かし、普段の観客席とは全く異なるスポーツ観戦を提供することで、アフターコロナ後の社会に対応する姿勢を示しました。
360度の視点を自由自在に、「拍手」機能の搭載も
今回発表された「Future Box Seatβ」は、高性能カメラやコミュニケーション機能などが搭載され、単なる動画視聴とは全く異なるエンタメ性を秘めています。
というのも、「Future Box Seatβ」のカメラは360度型のものであるため、遠隔操作式でありながらゲームを様々な角度から楽しめます。カメラコントロールは視聴者側に委ねられ、任意のカットで視聴できる点もポイントです。
また、将来的には、選手らへ拍手や声援など、コミュニケーション性のシステムも導入が予定されているとのこと。従来の選手が一方的に試合を見せるスタイルから、選手と観客が一体となり、より没入感の高いゲームが期待されます。
Tリーグによれば、同大会では2020年9月14日の「2020 JAPAN オールスタードリームマッチ」で実証実験するとのこと。新時代のエンタメ形式として、期待感が高まっています。
参照【Tリーグ】14日のドリームマッチでロボットを活用したリモート観戦席をテスト