自衛隊でのドローン配備数200機に、防衛省が計画を発表

防衛省はこのほど、自衛隊でのドローン配備数を2018年末の13機から、2020年度末までに200機に引き上げる方針を明らかにしました。安全保障面も考慮して、国産製品を中心に導入するものと見られます。

同省は小型で静音、さらにヘリコプターではとてもできない低空飛行や人が入り込めない難所も容易に踏破できる点などを挙げ、ドローンを高く評価しています。北海道で発生した地震災害発生時における陸上自衛隊ドローンの多大な実績などを考慮して、活用する考えです。

実際の事例は?

防衛省は実際の運用場面として、安全保障と災害救助面を想定しているものと見られます。

安全保障面としては、外敵やテロに対する哨戒任務などが考えられます。ドローンは小型かつ静音なため発見や攻撃を受けにくく、また高精度カメラを持つため、正確に情報を伝える働きが期待できます。

一方、災害救助面においては、災害で交通が寸断された拠点や人間が入り込むには危険が伴うエリアでの運用が計画されています。拠点からドローンを飛ばし、遠隔地から救助を必要とする人の状況を把握するなど、適格な災害救助活動が期待されています。

参照自衛隊のドローン配備一気に200機へ。災害救助や軍用にも/Yahoo!ニュース