画像:Waymo Launches 5th Gen Autonomous Tech On A Jaguar/Carscoopsより
米国グーグルのグループ会社「Waymo(ウェイモ)」は2020年4月22日、同社が手掛ける自動運転技術を搭載したジャガーEV車両「I-PACE」のテスト走行を開始したと明らかにしました。
発表によれば、「I-PACE」には、自動運転技術「Waymo Driver」の第五世代技術を搭載。ライダー(LiDAR)やカメラ、レーダーなど搭載技術の全体的なスペックアップが図られたほか、さまざまな気候条件に対応できるよう、これまでの収集データを参考にし、パーツの配置やレイアウトを変更したと説明しています。
2000万マイルの実験、コスト半減&スペックアップを実現
ウェイモは今回発表した第五世代の自動運転技術について、行動での2,000万マイルの実験と、100億マイルを超えるシミュレーションの成果と位置付けています。
同社によれば、今回搭載されたシステムは、車の周囲のオブジェクトのサイズと距離を300メートル以上離れた場所で測定するほか、500メートル以上離れた場所から、歩行者や一時停止の標識などを識別できる性能を有しているとのこと。
さらに驚くべきことに、第5世代の車両は雪や豪雨などの悪条件でも問題なくオブジェクトを検出することに成功。コストも従来の半額を実現したと、自信をのぞかせています。
で参照グーグルの第5世代の自動運転システム、テスト走行/Yahoo!ニュース