画像:富士通研究所より
富士通研究所はこのほど、人工知能を駆使し、映像データを10分の1以上のサイズにまで圧縮する技術を開発したと明らかにしました。
今回の圧縮技術は、映像データを人工知能が認識できる最小限にまで圧縮することで実現したもの。通常、映像を圧縮すると画質劣化が生じてしまうが、人工知能が映像の領域ごとに視認精度に与える影響を解析し、適した形で圧縮するため、高い圧縮効率でありながら、品質面(視認的な意味で)に影響しない形式を実現したと説明しています。
さまざまな事業への展開目指す
富士通研究所は実験として、工場内での作業風景を4Kカメラで撮影し、映像データを圧縮する企画を進めました。これによると、同技術はデータサイズを10分の1程にまで圧縮しながら、圧縮前の視認精度とほとんど変わらない品質を見せたとのこと。
同研究所は今後、技術を用いたさまざまな実験を進める予定で、2020年度内をめどに各業界への展開を計画しています。
参照AIが認識可能な最小限サイズまで映像データを高圧縮する技術を開発/Yahoo!ニュース

