画像:金沢大学より
金沢大学は2020年2月15日、点字ブロックからAIがコードを読み取り、観光情報などを伝達するシステムの実証実験を行いました。
同システムはスマートフォン向けのシステムとして構築され、先端に色を塗った点字ブロックにカメラをかざすと、近くの観光情報を配信するというもの。システム自体は同大学の松井くにお教授(工学部情報工学科)が市と共同し開発を進めているもので、実用化に至れば、視覚弱者や外国人向けの情報デバイスとしての活用が期待されています。
視覚障害者ら合計19名が参加
今回の実験は、金沢21世紀美術館付近の合計17箇所で実施されました。実験には視覚障碍者ら合計19名が参加し、道路に設置された点字ブロックへアクセス。点字ブロックに刻まれたキーワードを探し出すラリー形式で実験を進め、改善点などの検証が進められました。
大学側は今後、同アプリのグレードアップを進め、健常者・障碍者の両方に使いやすいシステムの構築を目指す方針です。
参照観光案内に点字ブロック 21美で実証実験/Yahoo!ニュース

