AIによる移動ソリューション、ロボカー・ウォークの試乗体験会がスタート

画像:移動のパートナー『Robocar® Walk』/ZMPより

東京都文京区にて2019年12月25日、自動運転ベンチャー企業のZMP社の一人乗り異動モビリティー「ロボカー・ウォーク」の試乗体験会が開かれました。

ロボカー・ウォークは主に高齢者の利用を想定した、全高1.2m、幅0.65mほどの電動車いす型自動運転車両です。小型ながらも自動運転車両と同じ機能を有し、センサーやカメラで周囲を認識、人や障害物を避けながら移動する能力を持っています。

体験会では、70代~80代の高齢者が相次いで乗車。会場から約10キロ離れたZMP本社に向かって移動しました。

ビジネス化目指して事業を加速

ZMP社は現在、ロボカーウォークの商用化を進めています。

同社は複数の自動運転車両を制作していますが、ロボカーウォークに関しては、例えば地元商店の情報を搭載タブレットに表示するなどして、協賛金を得る形でのビジネスが考えられるとのことです。

ロボカーウォークは自動運転車と異なり低速ですが、車いす補助者のような役割を担っています。今後、子どもや高齢者、障がいのある人など、いわゆる買い物弱者層の移動端末に成長する可能性を秘めています。

参照1人乗り自動運転ロボ 都内でベンチャーが高齢者移動体験会/Yahoo!ニュース