時速40キロで運行する自動運転スクールバスが実験スタート│埼玉工業大学

画像:埼玉工業大学、自動運転によるスクールバスの実証実験を開始/埼玉工業大学より

埼玉工業大学は2019年12月23日、私立大学初となる自動運転バスの走行実験をスタートしました。実験は大学キャンパス~JR岡部駅の約3.2キロ区間を、時速40キロでスクールバスとして走行する、実践的な内容です。車両には安全のためドライバーが搭乗しますが、ハンドルやアクセルなどの走行制御は、全てAIが担うとのこと。

自動運転車の走行テストは交通規制を行ったり、法定速度を大幅に下回って行ったりするケースも見られます。しかし同大学のテストは、法定速度・公道環境下で実施するなど、実用性を重視した内容です。

レベル3相当の技術を搭載

実験に用いられる車両は、24人乗りのマイクロバス「リエッセⅡ」をベースに「自動運転 AI(AIPilot / Autoware)」を搭載した、本格的なものです。

Autowareを利用してAIの認識能力を強化することで、障害物や周辺環境をより正確に分析し、車両の安全走行を実現しているとのこと。同大学は2019年8月より実験を繰り返すなど順調な歩みを進めており、今回の実験にも成果が期待されています。

参照埼玉工業大学、自動運転によるスクールバスの実証実験を開始/埼玉工業大学