画像:「RS26」/ソフトバンクロボティクスより
日本航空ビルディングは2019年11月7日、同社が運営する羽田空港国内線ターミナルにて、自律走行型の清掃ロボットを導入すると明らかにしました。同社が導入を決めたのは、CYBERDYNEの「MB-CL02」やアマノの「EGrobo」、ソフトバンクロボティクスの「RS26」と「Whiz」など、合計12台ほど。いずれも国内ロボティクス3社の製品です。
同社は2016年から、ロボットメーカーなどと協力して清掃ロボットの運用実験を繰り返しています。今後懸念される人手不足問題の1つとして、ロボットに活路を求めるものと見られます。
清掃品質の確保が課題か
ロボットによる自動化は、人手不足問題の解消や人件費の削減など、企業にとって有益な面を多く持ちます。ところがその反面、技術的な面から「人間の完全な代替にはならない」などの問題点もあり、清掃業界においては清掃品質の確保が難しいなどの課題がありました。とくに日本は清掃サービス業に対する期待値が高く、困難な部分を多く持ちます。
同社が運営する東京国際空港ターミナルは、これまで空港の総合格付け「ワールド・エアポート・アワード」にて清掃部門で優秀な評価を獲得し続けたターミナルです。清掃ロボット導入により今後どのような評価がなされるか、注目が集まっています。
参照羽田空港、ロボットで清掃 国内線ターミナルに12台/Yahoo!ニュース