公道でレベル3相当の自動運転を実験開始|大津市

大津市は2019年11月3日より、市内にあるJR大津駅~琵琶湖大津プリンスホテル区画の約3kmにおいて、レベル3相当の自動運転技術を搭載したバス車両の運行実験を実施しました。

AIが速度制御するだけでなく、ウインカーや車線変更も担当。安全性確保の目的から実験車両には運転手が搭乗するが、基本的には操作せず人工知能に委ねるとのこと。実験に合わせ大津市が市民に向けて乗車モニターを募集したところ、約200人が参加を表明しています。実験を2019年11月8日まで継続予定です。

20キロから40キロへ

大津市の担当者は実験について「来年度の実用化を目指して」と語っています。同市は過去にも自動運転の実証実験を進めてきましたが、時速40キロでの運航に成功しているとのこと。過去20キロまでしか出せなかったこともあり、大きな進歩が伺えます。

自動運転技術は来る超高齢化社会に伴って、主要交通インフラを担うと期待されている技術です。たとえば、今回の実験区画は路線バスが廃止されたエリアでしたが、自動運転技術の確立により、今後再開の日が見えるかもしれません。

参照大津市でレベル3相当の自動運転バス実証実験 客を乗せ走行/Yahoo!ニュース