画像:柏の葉キャンパス駅・東京大学 柏キャンパス間の公道で「自動運転バスの営業運行実証実験」を開始/東京大学より
東京大学などは2019年11月1日、千葉県柏市内にて自動運転バスで公道走行を試みる実証実験をスタートしました。
バスは市内にある柏キャンパスと柏の葉キャンパス駅の区画を走行し、大学の学生や教職員らを乗客にする計画です。基本的にはシステム側が操縦しますが、駅周辺は走行条件が複雑な上に、人が密集するなど危険性も高いため、有人走行に切り替えて実施する予定を示しています。なお、実験は2019年11月~2020年3月の約5か月間にわたり、継続的に実施されます。
人手不足や高齢運転のリスク回避に期待
実験に使用されるバス車両は、17人乗りの比較的小型の車両です。車体には障害物を認識するためのセンサーや、アクセルやブレーキを切り替える制御システムが搭載され、方向指示器も連動して自動点灯するとのこと。
実験を取りまとめる「柏ITS(高度道路交通システム)推進協議会」は、少子高齢化に悩む日本の課題に、人手不足や高齢運転のリスク回避に期待を寄せています。
参照通学バスで自動運転=東大など、千葉で5カ月実験/Yahoo!ニュース