バージニア州にてドローンによる空中配送サービスを開始|Wing Aviation LCC

画像:Wingより

米国グーグルの系列会社「Wing Aviation」は2019年10月、米国バージニア州にてドローンによる個人用貨物の空中配送サービスを実施すると明らかにしました。

サービス内容は、ドラッグストアなどで手に入る市販医薬品などを、家庭に向けて配達するというもの。同社はサービス実現のために米国連邦工航空局に打診し、2019年4月には認可を得ていました。同様のサービスはAmazon社なども進めていましたが、実際のドローン宅配の商用化は、今回が米国初の事例です。

ホバリングとワイヤーを組み合わせ運用する

「ドローン配送のイメージが浮かばない」とお考えの方は多いでしょう。空輸するにしても、着地して荷物を渡したり、パラシュートのようなもので投下するなど、複数の方法が考えられます。

この疑問に関しては、Wing Aviationが公表するプロモーションが参考になります。同社はまず、ドローン本体に固定翼とマルチコプターを併用した安定的なドローンを採用。動画の中でこれを目的地に移動させた後、ホバリング(空中で滞在する動作)機能で滞在し、積み荷をワイヤーを下すことで、商品の受け渡しを実施する方法を紹介しています。

参照ドローン宅配、米で試験運用開始 グーグル系、商用化に先陣/Yahoo!ニュース