画像:三菱電機より
三菱電機は2019年10月、第46回東京モーターショー2019に自動運転技術の実証実験車両「xAUTO(エックスオート)」を出展する方針を明らかにしました。
エックスオートは従来の自動運転技術では難しいとされてきた、高精度3Dナビゲーション情報を必要とせずに自動運転を実現する、新技術を盛り込んだ車両です。
車両に搭載されたミリ波レーダーやカメラを駆使して人間が過去に走行したルートを記録し、ローカルマップに従って走行が可能とのこと。モーターショーではこの技術を活かし、高精度情報のない屋内環境で安定的に走行する技術などが披露される予定です。
屋内での自動駐車も可能に
エックスオートは、三菱電機が2016年5月から開発を進めてきた車両です。
高精度情報のない屋内環境でも走行が可能なため、自動走行と自動駐車も可能になったとのこと。たとえば、屋内駐車場に設置したマークで車両の位置を特定し、「誤差はセンチメーター級」とされるミリ波レーダーとカメラを使った周辺状況の検出。位置情報のない屋内駐車場でも自動で駐車するなどが可能とのこと。
同社は今後、独自のAI技術を組み合わせるなどして、完全自動運転技術であるレベル4を目指すとしています。
参照一般道での走行や無人自動駐車に対応、自動運転実証実験車「xAUTO」搭載の新技術開発のお知らせ/三菱電機