画像:P4 MULTISPECTRAL/DJIより
大手ドローンメーカーのDJI社は2019年10月9日、農業圃場作業に特化したドローン「P4 MULTISPECTRAL」を発表しました。
「P4 MULTISPECTRAL」は合計6つのセンサーを搭載しており、農作物の植生状態や健康状態のチェックや、雑草や害虫被害の予防など、従来は人間が手足を使って調べていた情報を自動収集する機能を備えています。
同機体は世界同時発売を進めますが、農業高齢化が進む日本市場もターゲットに据えており、1年間のアプリライセンスと合わせて85万円ほどで販売する計画です。
16リットルの運搬に耐える農薬散布用ドローンも
DJI社は同発表に合わせて、農薬散布用のモデルである「AGRAS T16」も日本向け商品として発表しました。同製品は既に世界進出を進めていますが、日本市場にも投入する計画です。こちらは農薬散布用というだけあり16リットルもの薬剤タンクを運搬する能力と、6つあるローターを駆使した最大6.5㎡もの広範囲散布を得意とするもの。
さらにローターのダウンウォッシュを駆使して、根本まで薬剤を届けるなど、人間に近い作業精度を持つとされています。

