AIロボット活用で認知症の予防・進行抑制、ハタプロが研究開始

画像:hataproより

ハタプロ・ロボティクス株式会社は2019年9月17日、同社が製造する小型汎用ロボット「ZUKKU」を活用した認知症の末病改善システムを開発すると明らかにしました。

同社によると、開発計画は「大阪万博に向けた大阪府モデル事業」の一環として、認知症診断や予防・進行抑制に関する研究です。大阪大学大学院・医学部と共に進め、認知症に対して役立つロボット開発を目指します。

同社は自社製品「ZUKKU」を活用して健康増進プログラムを組み、ヒューマンライフケア株式会社のデイサービス事業所に導入すると発表。実証実験を繰り返し、認知症機能の維持能力を持たせる計画です。

目指すはシニア・アシスタント・デバイス

「ZUKKU(ズック)」はその名の通り、フクロウをモチーフにしたロボットです。

体調は約10cm程度と手のひらに収まるサイズでありながら、高度な自立思考システムを有しているため、ユーザーとのコミュニケーションを通じて、さまざまな提案が可能。同社はこうしたサービスロボットの開発知見を活かして、認知症の早期発見や非薬物的治療に役立つ「シニア・アシスタント・デバイス」を目指しています。

参照AIロボットを活用した認知症の予防・進行抑制で、大阪大学 大学院 医学系研究科と研究開始/hatapro