ドイツの自動車メーカー・ダイムラー(Daimler)は2019年9月9日、レベル4相当の自動運転技術を取り入れたトラックの行動走行テストを実施すると発表しました。
実験は自動運転技術を保有するトルク・ロボティクス社の協力下において、米国バージニア州を中心としたエリアで実施。ダイムラー社は、レーダー、カメラ、ライダーといった自動運転に必要なセンサー類に加えて、ロボティクス社の技術を取り入れ、レベル4技術の実現を目指す考えです。
世界の貨物輸送量は2倍に増えるとの予測
自動運転は全世界が注目している技術ですが、とくに物流業界に与える影響は、非常に大きなものになると予測されています。
世界の貨物輸送量は今後約30年で2倍以上になるとも見られており、生産性向上は業界全体の課題です。自動運転技術の確立は、人間の能力の限界を超え、大きな生産性向上に寄与する可能性が期待されています。また、従来のトラック陸運は、ドライバーに多くの負担を強いてきました。自動運転技術の確立すれば、大きな負担軽減になるでしょう。
参照ダイムラー、自動運転トラックの公道テストを開始…レベル4目指す/Yahoo!ニュース