画像:DiDiより
中国の大手配車サービス企業の滴滴出行(DiDi Chuxing)は2019年8月30日、上海で開催された人工知能大会にて、レベル4に相当する自動運転タクシーを上海の一部エリアでスタートするを明らかにしました。
同社は2019年8月28日、上海当局より走行の認可を取得。実験は上海の嘉定区にて、試験プログラム用の30種類の車両で実施される予定。ただし、実験プログラムの詳細は、明らかにされていません。
業界覇権を狙う中国。レベル4とは?
自動運転技術は全5段階に分類されます。今回、滴滴出行が目指すレベル4技術は、「特定条件下においてシステムが全ての運転タスクを実施」する技術です。
わかりやすく言い換えると、「複数車線の入り乱れる道路など複雑なシーンでは人の手が必要だが、車線がすくないなどシンプルな道路なら自動運転に任せきりにできる」というもの。日本は2020年に移動サービスへの導入を目指し、2025年には一般利用を目指しています。中国政府および中国企業は自動運転業界での覇権を目指し、今後さらに拍車をかけるものと見られます。
参照中国DiDi(滴滴)、上海でレベル4自動運転車によるロボタクシーのテストを開始へ/Yahoo!ニュース