東京五輪に投てき物の自動回収ロボットを導入|トヨタ自動車

トヨタ自動車は2019年7月22日、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックの競技種目「やり投げ・砲丸投げ」などに使用する投てき物を、自動で運搬するロボットを導入する考えを示しました。

同社は東京オリンピックに様々な技術を投じており、今回の発表もそのうちの1つ。人工知能や自動運転技術を投入することで、やりや砲丸など重量物の運搬を省力化。ただでさえ多忙な運営スタッフの肉体的な負担を軽減すると同時に、今後の製品開発に活用する目的があるとしています。

指定場所まで自動で運搬

今回発表されたロボットは、カメラ3台とライダーセンサー1機を投入した自律走行型のロボットです。

主にスタッフが回収したやりや投てき物を、目的地まで運搬するのが役割。センサーによりスタッフに随行したり、障害物を迂回するなども可能とのこと。動力はリチウムイオン電池式で、最大積載量は16キロ・最高20キロのスピードが出せるとしています。

人とロボットが共同する

トヨタ側は今回発表したロボットについて「人とロボットの共同」をコンセプトにしたと明かしています。

確かに、人間とロボットがそれぞれの得意文化を活かして働けば、より優れた成果を出せそうです。今回の東京オリンピックは、こうした未来を垣間見る機会にもなるでしょう。

参照トヨタ、東京五輪に「やり回収」ロボット AIと自動運転で大会支援/Yahoo!ニュース