日産自動車が自動でピッチを引くロボット「ピッチアール」を公表!

画像:日産自動車株式会社より

日産自動車株式会社は2018年5月28日、ウクライナのキエフで開催された「UEFAチャンピオンズリーグ 2017-2018」にて、サッカーのピッチに白線を引くロボット「ピッチアール」を公表しました。

同社発表によると、ピッチアールは日産が有する自動運転支援技術「プロパイロット」の技術を活用して誕生。砂利や芝生・アスファルトなど様々な環境の路面上にて、約20分程度でピッチを引くことができるとのことです。

優れた空間認識システム

日産自動車の発表によると、ピッチアールには4つの車載カメラとGPSを搭載しているとのこと。同社が持つ衝突防止システムがこれらの情報を利用することで、ロボットによるライン引きを可能にしたものと見られています。

なお、日産が持つ自動運転技術「プロパイロット」は、既に欧州日産にて100%電気自動車の新型リーフとして活用されており、安全評価も十分とのこと。同社の今後の技術開発に、大きな期待が寄せられています。

運転支援技術Brain to Vehicle(B2V)」を公開

日産自動車は特別ブースにて、世界発の脳波測定による運転支援技術Brain to Vehicle(B2V)」の公表も行いました。

日産によると、この技術はドライバーの脳波を測定することで、ドライバーが次に取るアクションを予測するというもの。ドライバーの取るであろう動作を0.2~0.5秒前に予測することで、必要な運転動作を開始するとのことです。

参照 日産自動車株式会社