画像:バーナードソフトより
北海道札幌市に位置するIT企業「バーナードソフト」などは2018年6月より、集めた音の情報を分析して異常を検知するシステムの販売を開始することを発表しました。
同サービスの中核には、バーナードソフトのリアルタイム音監視システム「S-Kaleid(エスカレイド)」を採用。同社らは、従来の監視カメラよりもはるかに低コストでの運用が可能と説明しています。
音を分析する人工知能
「S-Kaleid(エスカレイド)」は、集めた音の情報を人工知能が分析することにより、「異常」を監視・検知するシステムです。
運用にあたっては、まず指向性・無指向性マイクや音圧センサーなどの収音装置を通じて「正常な音」を学習。その後「正常な音」と異なるものが発生した場合に、管理者に対して通知を行うというものです。
音による監視システムは非常に珍しく、工場や研究所など、多様な場面での可能性が期待されています。
高い拡張性で300箇所同時監視!
システムの中核を担う「S-Kaleid(エスカレイド)」は、高い拡張性を有したシステムです。
複数の収音装置を中央部の人工知能と連携させることで、最大300箇所の同時監視を実現。場所や状況に応じた収音装置の選択や、情報伝達に用いる通信方法も、有線やLTE、wi-fiなど複数のものから選択可能。
更に設置コストも従来の監視カメラと比べて5分の1に抑えることができるため、非常に低コストな運用が期待できるでしょう。新時代を担うシステムとして、注目を集めているシステムです。
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