中国のドローン関連企業「Ehang Egret社」は2018年5月、中国西安の城壁の上空にて1,374機を浮かべ、ドローンを用いたパフォーマンスを敢行しました。
ドローンパフォーマンスのギネス記録は、大手半導体メーカー「Intel社」が持つ1,218機が過去最高。Intel社に果敢に挑み、リハーサルにてギネス記録を達成したものの…パフォーマンス本番ではトラブル続出。ショーはあえなく失敗となりました。
本番時に制御喪失・墜落
「Ehang Egret社」が西安上空で行った1,374機のパフォーマンスは、西安城壁が13.74kmであることに由来しています。
同社のパフォーマンスは地上260m上空で舞い、合計16パターンもの演出を行う壮大なもの。ところが、本番では多くの機体が編隊を成せないばかりか、少数のドローンが墜落してしまいました。
原因は携帯電話の電波とのこと
なお、同社CEOは失敗の原因について「観客の持つ携帯電話の電波が悪影響を及ぼした可能性」と分析。観客の少ないリハーサル時に成功を成し遂げ、多くの観衆が見守る本番時に失敗した様子を考慮すると、十分にあり得る話でしょう。
同社は2017年2月に広州市にて、多くのドローンパフォーマンスを成功に導いた実績を持つ企業。今回は残念ながら失敗となりましたが、ギネス記録は無事達成。今後の発展に期待が寄せられています。
参照ドローン数で世界新記録を樹立した中国のパフォーマンスが本番で失敗/Yahoo!ニュース
参照eHANG