ドローンの公共・法人向け事業を展開する「株式会社ブルーイノベーション」と「体制株式会社」は2018年10月を予定に、ドローンを使った従業員の残業監視システムの内容を明らかにしました。
「T-FREND」と呼ばれる同サービスは、ドローンを使ってオフィス内を無人飛行させるというもの。慢性的な長時間残業に悩む日本に対して、大きな影響を与えることになりそうです。
「T-FREND」の内容は?
大成株式会社の発表によると、「T-FREND」は、屋内用途を想定した自律飛行システムを搭載したドローンをオフィス内に展開するサービス。
設定されたスケジュールに従い夜間のオフィス内を巡回して、フロア内部の就業状況を撮影により監視するというもの。社員の健康管理とセキュリティの両面からアプローチする、画期的なシステムです。
なお、撮影映像はクラウドサーバー内に格納され、セキュアなネットワーク上で確認できるとのこと。総務・人事担当者などが映像確認を行う様子が想像できます。
システム開発の背景は「働き方改革」
大成株式会社らは現在、2018年4月より既に一部で試行サービスを始めています。
こうしたシステム開発の背景には「働き方改革」に対する取り組みという意味合いが込められており、長時間労働が叫ばれる日本にとって革新的な事業です。
また、長時間労働は日本だけでなく、近隣アジア圏でも叫ばれている事象。将来的にはそれらの国に対する需要も期待できるかもしれません。
参照ドローンによるオフィス内巡回システム「T-FREND」/大成株式会社

