2018年3月27日、大手半導体メーカー「NVIDIA」は同社が主催する技術カンファレンスイベント「GTC 2018」にて、新型AI「Orin」の発表を行いました。
新型AI「Orin」は、同社CEOであるジェンスン・ファン氏の基調講演にて初公開。今回は詳細が明らかにされませんでしたが、「Drive Pegasus」を超えるスペックを持つGPUとして期待が持たれています。
自動運転用GPUのロードマップを紹介
ジェンスン・ファン氏は今回の基調講演にて、NVIDIA社の自動運転用GPUのロードマップを紹介。同社が築き上げてきた技術の歴史を振り返りました。
Driveシリーズと呼ばれる同GPUはPascal GPUを内蔵したことで知られる「PX Parker」に始まり、24TOPSを誇る現行モデルの「PX2」を紹介。
更にトヨタ自動車が採用した現行モデル・30TOPSの「Xavier」や、320TOPSという驚異的な性能を誇る「Pegasus」などを列挙し。それぞれの利点を強調した形です。
新型AI「Orin」の予想性能は?
さて、今回発表を受けた同社の新型AI「Orin」ですが、残念ながら詳細は明らかにされませんでした。
しかしながら、「GTC 2018」にて公開されたプレゼンテーションの画像から、2チップ構造を取っていることが判明。既に発表されている「Pegasus」の320TOPSを超える性能を持ち、消費電力も抑制されたものではないかと、各方面から期待の声があがっています。
〈参照〉【GTC 2018】NVIDIA、自動運転用の新AIコンピュータ「Orin」を予告。DRIVE PX 2→DRIVE Xavier→DRIVE Pegasusの先にある未来/Yahoo!ニュース