2018年に入り、欧州の航空企業である「エアバス」は、宇宙用ドローンの開発・打上輸送を行うことを発表しました。
同社の発表によると、この小さな宇宙用ドローンの名は「CIMON」。機動戦士ガンダムのキャラクターに似ていることで話題をさらったJAXAの「イントボール」に続く宇宙用ドローンとして、国際宇宙ステーションでのミッションをこなす予定です。
3Dプリントで作成
エアバスの宇宙用ドローン「CIMON」の正式名称は「Crew Interactive Mobile Companion」。大手コンピューター製造企業の「IBM」とコラボレーションを行い、人工知能による自動航行が可能とのことです。
また、ディスプレイによる感情表現や音声発信を行い、宇宙ステーション内部での活動する飛行士たちのサポートを行います。
宇宙対応AIの開発が進む
人間の活動が著しく制限される宇宙空間は、ドローンや人工知能の重要性が非常に高いエリアです。既に米国や欧州では宇宙に対応するAIの開発や訓練が進んでおり、今後こうした支援ドローンの存在が重要な意味を持ってくるかもしれません。
今回発表された「CIMON」は、2018年7月~10月の間には宇宙への旅立ちを決定。同乗する宇宙飛行士により、国際宇宙ステーションに持ち込まれる予定です。
〈参照〉
ISSを浮遊する新宇宙ドローン「CIMON」年内打ち上げへ エアバス開発/Yahoo!ニュース