大手情報通信建設企業「日本コムシス」は、より効率的な太陽光発電所の建設を目指して、レーザー搭載型ドローンを利用した3次元測量サービスを導入したことを発表しました。
同システムはドローン開発企業「テラドローン株式会社」の製品を導入することで実現。従来の測量のように森林を伐採する必要が無く、計測に必要なコスト削減に繋がると説明しています。
安全確保とコスト削減の両立
同社が開発した「3次元測量ドローン」は、森林測量時に伴う立入のリスクとコスト削減を両立させた画期的なツールです。
同社が建設するの発電所の予定地は、勾配が激しい森林地帯が中心。従来の測量法では森林の内部にまで立入り、伐採や検査を行う必要があるため、多大なコストとリスクが伴いました。
ところが、今回発表された3次元測量ドローンはこれらの問題を同時に解決。建設に伴うハードルを大きく引き下げるものと見られています。
数か月の測量を僅か2日に短縮
もちろん作業能率も、ドローンの実力により大幅短縮されました。今回の調査対象であった13haの森林地帯は、従来の調査法では調査チームが数か月かけて実施していたエリア。
ところが、今回の3次元測量ドローンを用いたところ、わずか4人の作業チームがたったの2日間で測量を完了。調査に必要なコストも約5分の1にまで圧縮されたと説明しています。
〈参照〉
テラドローンとレーザー搭載ドローンを用いて3次元測量を実施/日本コムシス株式会社

