半導体メーカーNVIDIA、30兆ものオペレーションを可能とする「DRIVE Xavier」の実力

コアゲーマー向けのGPU半導体企業「NVIDIA」が、自動運転及びAI分野で驚異的な進化を続けています。数年前から劇的な伸長を遂げてきた同社ですが、2018年に入ってからその動きは更に加速。

VWのコンセプトカー「i.D.BUZZ」に搭載される「DRIVE IX」や、1個のGPUで30兆ものオペレーションを可能にする「DRIVE Xavier」など、既存の半導体メーカーの支配権を揺るがすほどの驚異的製品には、多くの世界的企業が注目しています。

「DRIVE Xavier」の実力

「NVIDIA」は既に実施されたCESにて、主力産業のゲーミングと並行してAI及び自動運転開発にスポットを当てて発表を行っています。

同社の提供する「DRIVE Xavier」は、単体で30兆ものオペレーションを可能にする驚異的な演算力を発揮。更に消費電力は30W程度と大きく抑制されており、ISO2626の安全基準を満たすことで、より商品としての実用性を高めています。

対応ソフトウェアの開発を加速

驚異的なGPUとして産声をあげた「DRIVE Xavier」ですが、同社は「DRIVE Xavier」で使用する対応ソフトウェアの開発も加速。業界への急速な浸透を進めています。

また、ARやVRを活用することでデバイス装着でのシミュレーターを実現。仮想空間上で自動運転の課題となる「太陽光の角度」や「大雨や霧・雪などの悪天候」など様々な環境を再現することで、より自動運転技術の開発を加速すると期待されています。

同社の技術は既に多くの企業が知るところであり、バイドゥ、ZFも「DRIVE Xavier」の採用を決定。「NVIDIA」は、自動運転着業界の中心的存在となりつつあります。

〈参照〉
1個のGPUで30兆、NVIDIAが放つ自動運転時代のAI戦略/Yahoo!ニュース