2018年2月19日、ドイツのフォルクスワーゲンは自動運転型EVコンセプトカー「I.D. VIZZION」を、スイスのジュネーブモーターショー(2018年3月8日~一般公開予定)で公開すると発表しました。
「I.D. VIZZION」はフォルクスワーゲンが構想する未来のパーソナルモビリティを表現した先進的自動車。より安全性を高めた自動運転システムが加わることにより、快適なドライブを実現すると期待されています。
最大665kmの航続を実現
「I.D. VIZZION」はただ自動運転技術を搭載しただけの車両ではありません。111kWhのリチウムイオンバッテリーを採用することにより、EV車の欠点である航続距離を大幅伸長。最大665kmの航続を実現しています。
また、2つの電気モーターは制御機能によりサルーンの4輪を同時駆動可能と説明。EV車両でありながら最高時速も180kmに達するなど、驚異的なスペックに期待が寄せられています。
より自由で快適な走行を目指す
「I.D. VIZZION」では、運転はもちろん操作やナビゲーションといった作業もほぼ完全に自動化されています。
搭乗者はバーチャルホストとジェスチャーや音声を使って交信することで、任意の動作を命令可能。ホスト側も交信を通じて搭乗者の好みを学習すると説明しています。
フォルクスワーゲンは、2025年を目途に20車種以上の電気自動車の導入を計画していますが、今回の発表を通じていよいよ現実味を帯びてきたというところでしょう。

