人工知能活用した「タクシー相乗りサービス」試験運用開始|名古屋つばめタクシー

2018年2月19日、名古屋市を中心にタクシー事業を展開する「つばめタクシーグループ」は、人工知能を利用したタクシーの相乗りサービスの試験運用を開始しました。

同企画は事前登録により参加を表明した、モニター100名を交えて指導。相乗りを導入することで実車率の向上や、ドライバー不足の問題解決を促す目論見です。

人工知能が行先をマッチング

今回試験導入された相乗りタクシーは、利用者が希望する行先をウェブサイト上に登録。人工知能が収集した情報をベースにマッチングを行うことで、相乗りを実現する方式です。

同社によると、人工知能による相乗りなら運賃は最大4割程度の減額が可能。これまで利用をためらっていた利用者や、若い世代を顧客として取り込むことができると見込んでいます。

改革が進むタクシー業界

今回の実験は、名古屋市東区を中心とした6つの地域で、2018年3月5日まで継続予定。同社は東京オリンピックの開催までに実用化を目指すと宣言しています。

以前から指摘されていたことですが、タクシー業界は、人工知能や自動運転などの先進技術の影響を最も強く受ける業界の1つ。先日もAIを導入した需要予測システムが発表され、大きな注目を集めています。

東京オリンピック開催時にはどのような未来が待ち受けているのか。目が離せそうもありません。

〈参照〉
相乗りタクシー/つばめタクシーグループ