画像:The Informationより
米国ニュースサイト「The Information」によると、大手インターネット通販会社「Amazon」が、自社製スマートスピーカー「Echo」シリーズに人工知能チップの導入を検討しているようです。
「Echo」シリーズは他社製品と比べて素早いレスポンスを示すことで知られていますが、AIチップの導入することで更に効率的な応答を実現。更に消費電力の低減化も期待できると報じています。
クラウドから人工知能へ
現在Amazonのスマートスピーカー「Echo」は、ユーザーの指示をクラウドサーバーにデータを送信。サーバー上で与えられた指示を分析することで、適切と思われる反応を示しています。
ところが、今回の計画ではハードウェアである「Echo」側に、自社開発の人工知能チップを導入。処理の一部を人工知能チップに任せることで、、処理の高速化を実現すると説明しています。
各社人工知能チップの開発を急ぐ
ところで、人工知能に欠かせない「AI処理半導体」開発競争の動きは、今や業界全体におけるメインストリームとなりつつあります。
同社は「NVIDIA社」の製品をGPUをクラウド上のAI処理に活用しているものの、グーグルは自社開発の「TPU」によりサービスを展開。Apple社も「Allパイオニック」プロセッサーを自社開発し、商品展開を目指している状況です。
<参照>
アマゾンがAIスピーカーの秘密兵器を作る/ニュースイッチ
Amazon Is Becoming an AI Chip Maker, Speeding Alexa Responses/The Information