2018年1月23日、国土交通省及び経済産業省は、静岡県浜松市などを通る新東名高速道路にて、無人自動運転トラックの走行実験が行いました。
世界的に導入が急がれている自動運転車ですが、今回の実験ではなんと異なるメーカーのトラック4台を連ねて走行するという、世界初のプロジェクト。実験は23日から3日間の日程で行われ、今後の推移に期待が寄せられています。
◇CACC「協調型車間距離維持支援システム」とは?
今回の実験を鍵を握っているのは、「CACC(協調型車間距離維持支援システム)」と呼ばれる装置です。CACCは前方車両の速度情報を後続車両が認識し、加速・減速のどちらにも対応できるように作られたシステム。
これにより従来難易度が高いと言われてきた、大型車両における車間距離の維持を効果的に行うができると見られています。
◇後続トラックの完全無人化を目指す
23日に行われた実験は、先頭車両をドライバーが運転し、隊列を組んだ3台のトラックが後続を連ねるというもの。後続車両にはドライバーが乗車したものの、アクセルとブレーキはトラックが自動制御し、踏む必要が無かったとのことです。
両省は将来的に後続車両の完全無人化を目指す方針。少子化によるドライバー不足が懸念される中、問題の解決に働きかける目算です。
(参考URL)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180123-00010003-sbsv-l22