画像:山北調査設計株式会社HPより
ドローンを使った地質調査を推し進める福島県郡山市の「山北調査設計」社は、福島県小野町の県道に隣接するモルタル加工斜面において、ドローンを使った老朽化検査を実施したことを公表しました。
同社によると、ドローンに赤外線サーモグラフィを搭載することで、効率的な地質調査が可能になるとのこと。大幅な時間短縮が行えると表明しています。
全国でも珍しい地質調査
今回の調査は福島県に所在する「三春土木事務所」の発注により実行が決定。ドローンを利用してモルタル斜面の温度状態を解析することにより、劣化診断調査を行いました。
こうした調査は自治体発注でも珍しく、通常は高所作業車などを利用した「人の目」が不可欠な場面。ドローンを投入することで、約30%ほどの時間的省力化が果たせたとのことです。
ドローンの積極的な活用を目指す
山北調査設計の空間調査部は、ドローンによる空撮や3次元化を積極的に推し進めており、様々な業務を手掛けています。
同社社長の林氏は、道路の防災点検業務に技術展開を行う見通しを示しています。
<参照>
ドローンで斜面老朽化調査 30%省力化、福島・郡山の地質調査会社/福島民友新聞