全国初の無人自動運転実証実験、愛知県がモデル事業化を目指す

12月5日、愛知県は遠隔操作による自動運転の実証実験が行う予定を公表しました。ドライバーが搭乗しない自動運転の走行試験は全国初の取り組みとのことで、全国的な注目が集まっています。

同県の発表によると、実験期間は12月14日の午前10時~午後4時。同県幸田町の公道で実験を開始する見通しです。

トヨタ自動車エスティマをベースに開発

今回の走行試験で使用される車体は、トヨタ自動車の「エスティマ」を改造した実験用モデル車両。同車は周囲にレーザーを照射することで周囲を認識する「LiDAR」システムを搭載し、周辺状況を分析しつつ走行します。

走行速度は時速15km程度と控え目ですが、アクセルやブレーキといった制御はもちろん、ハンドルによる方向転換も可能とのことです。

全国発のガイドラインに対応した走行試験

なお、今回の走行試験は警察庁が2017年6月に公表した自動運転における行動試験の運用ガイドラインに適合した、全国初の試験でもあるとのこと。

車両には国内企業を中心に多くの技術が集積しており、有望なベンチャー企業の技術も数多く盛り込まれているとのことです。

〈参照〉
愛知県 全国初 公道で無人の自動運転 14日に実験/毎日新聞