画像:ふちゅう大学誘致の会より
広島県府中市で、航空技術大学の誘致を目指す計画が着々と進んでいます。同市の発表によると、国に航空技術大学の開設を働きかけることで、この計画を実現する予定とのこと。
開学が成功すれば学生の市内流入を促され、開学4年後には約24億の経済効果が得られると見込まれています。
ドローン研究を目的とした学部開設を要請
同市は上記の計画について基本構想を発表していますが、中でも特に目を引くのが「無人航空機」に関する学部に対する報告です。
同市が開学を計画する無人航空機に関する学部では、ドローンの研究を行うために必要な知識を教育することなどを主眼に置くとのこと。ドローンは今後更に市場の拡大が見込まれる背景もあり、有望な研究者の産出が期待されています。
市内では多くの賛同者が結集
なお、計画によると市内のキャンパスの学生数は1学年につき100人程度。校舎の面積は7,000㎡と広大であり、冒頭で触れたとおり24億円もの経済効果が見込まれるとのことです。
市企画財政課は、研究に成果が出ればより試算値よりも大きな成果が得られるだろうと、期待を寄せています。なお、府中市が行うこの大学誘致計画は、市内の住民に多いに受け入れられており、今春からの署名活動では1万5215人が賛同したとのこと。
世界中で高まるドローン熱を考慮すると、今後更にその数を増すものと見られています。
<参照>
広島・府中に無人航空機研究の大学誘致 学生流入狙い市が基本構想策定/山陽新聞デジタル
ふちゅう大学誘致の会