画像:REUTERSより
11月7日、米国グーグルの自動運転関連の開発子会社「ウェイモ」が、ドライバーによる操作を必要としない「レベル4」に該当する自動運転車の走行・配車試験を開始することを発表しました。
同社によると、試験は数か月以内に米国内のアリゾナ州での実施を予定。当初はフェニックス市内で試験を実施し、段々とその範囲を広げていくと述べています。
世界の自動車メーカーに先行。技術力の高さが光る
グーグルは2009年より自動運転技術の開発を進め、今回の発表で世界の大手自動車メーカーに対して「完全自動運転技術」において先行する形を取りました。
今回の試験では従来と異なり運転手を搭乗させることなく、完全自動運転試験を実施するとのことで、世界初のチャレンジとして注目を集めています。
こうした試みには、当然事故発生などかなりのリスクが付きまといます。しかし、ウェイモは「ついに完全自動運転に求められる安全機能を手に入れた」と自信を覗かせており、強気の姿勢を崩しません。
制度の整備が急務か
自動運転が及ぼす法的制度への影響は、日本国内はもちろん米国でも未だ揺れていると言わざるを得ません。米国は州ごとに規制が異なるため、商用化に向けては技術だけでなく、法的な指針が求められていると言えるでしょう。
とくに事故発生時の責任帰属性などは数多くの議論が起きており、自動車メーカーはもちろん、技術会社や保険会社など各方面で多様な意見が主張されています。
<参照>
<グーグル>完全自動運転で先行 ウェイモ米で配車試験へ/毎日新聞

