画像:ITmedia NEWSより
11月6日、日本郵便はドローンを使った荷物の空輸を検討していることを明らかにしました。同社は11月13日よりドローンを使った配送実験を計画しており、不足する配送員のサポートや人件費削減を目指す考えです。
ドローンの活用は4日に起きた墜落事故以来、厳しい視線に晒されています。今回の試験に対しても、一部で安全性を懸念する動きが見られます。
長野県で実験を開始
日本郵便の発表によると、今回実証実験は長野県伊那市で行うとのこと。同市にある美和郵便局と道の駅「南アルプスむら長谷」の約2キロを飛行することを計画。
- 注文票を入れた箱をドローンに取り付け、道の駅目指して離陸
- 道の駅に到着したドローンに現地職員が商品を入れる
- ドローンが郵便局に帰還し、郵便局員が商品を受け取る
上記の3段階に分けて、検証を行うものと見られています。
東京大学が開発した技術を利用
今回の実験で運用するドローンは、千葉市所在の「自律制御システム研究所」が提供した機体を採用。安全飛行に欠かせない機体制御機能は、東京大学が開発したものを使用しているとのことです。
また、通信環境はドコモが整えており、LTEネットワークを通じた離着陸や飛行監視システムの確認も行う方針です。実現すれば山間部や離島などの難所配送も容易になり、期待が寄せられています。
<参照>郵便局から飛び立つドローン 日本郵便が配送実験/ITmedia NEWS