画像:世界日報より
「自動運転」に関するニュースは欧州や米国、日本を中心に盛り上がりを見せていますが、インターネット関連企業の「百度」からこんなニュースが飛び込みました。
なんと、「百度」は中国国内の車両メーカー「金龍客車」と連携して、自動運転車両の試験運営を行うと言うのです。百度CEOである李彦宏氏の発表によると、試験に使用する車両は「完全自動運転タイプ」とのこと。
開発競争を加速する先進各国に割って入ることができるのか、注目が集まっています。
実は膨大な開発基盤を持つ「百度」
実は「百度」は、「アポロ(Apollo)」と呼ばれる世界最大級の自動運転の開発プラットフォームを有しています。アポロには米フォードや独ダイムラーなどの車両メーカーの他に、技術開発に欠かせないインテルやネヌビディアなど著名企業が参画。
目立った日本企業の加入はありませんが、技術的にはかなり高いレベルを有している点が特徴です。同社CEOの李氏は「人工知能技術の発展から自動運転の可能性を見出した。交通の未来には欠かせない。」と自動運転の開発に意気込みを発表しました。
金龍客車の他にも複数企業が台頭か
なお、百度によると、今回連携して実験を進める金龍客車以外にも、中国の自動車メーカー「北京汽車」との提携も着々と進んでいます。
両社は百度が提供した自動運転技術を利用して北京汽車が設備機器を生産することで、「2019年にはレベル3を達成し、2021年にはレベル4を達成する」とロードマップを示しています。
<参照>
百度・李CEO「完全自動運転車が来年から走る」/CNS(China News Service)

