画像:AI and SOCIETYより
10月10日~11日に、東京虎ノ門ヒルズにて「人工知能と社会」をテーマにした国際シンポジウムが開催されます。人工知能が社会に与える影響について、利便性の向上とリスクの双方において、様々な視点から議論を進める予定とのことです。
トヨタや楽天、東京大学などに所属する、各業界の著名人たちが一堂に会して議論する一大イベントとして、注目を集めています。
先端技術のオピニオンリーダーが参加
イベント広報によると、今回のシンポジウムでは国内外の産業界とアカデミアから、人工知能分野のオピニオンリーダーを招聘予定とのこと。
全2日のプログラムを通じて、日本の人工知能コミュニティが世界でより大きな存在感を持つようにアピールする目的があると見られています。
また、イベントを介して研究機関と企業の交流を促進し、人工知能が持つ可能性の社会理解にも、アプローチを行う予定とのことです。
気になるプログラム内容は?
10日に行われるプログラムは、ヒトに成り代わり捜索活動を行うAIプログラムの紹介や、ビジネスシーンでの応用など、人工知能の技術的な内容が中心です。最先端の技術分野に関する議論が進むものと見られており、高い関心を集めています。
2日目、11日は人工知能が与える社会へのインパクトの大きさや、避けて通ることのできない「道徳観の問題」に関する、社会理解を中心に据えたプログラムが予定されています。
人工知能分野は技術だけが先行し、道徳的整合性や社会認知が遅れていると指摘されている技術です。業界先駆者たちがこの部分をどのように考えているかは、多くの関心と議論を呼ぶことになるでしょう。
<参照>AI and SOCIETY