わずか10分でお届け!楽天とローソン、ドローンを使った空輸販売へ

画像:Rakuten+Drone より

10月6日、楽天グループとローソンは、ドローンを使った配送協業プランを公表しました。両社によると、コンビニエンスストア商品の空中配送連携事業は国内に例が無く、ドローンを使った新たなビジネスモデルの一端となることが期待されています。

試験は福島県南相馬市で実施予定

今回の配送試験の舞台は福島県南相馬市の小高区と呼ばれる地域です。現地は高齢者などの買い物弱者を多く抱えており、盛んに移動販売が行われています。

今回の試験は移動販売車両の補完的ミッションを目的としており、移動販売車が供給しきれない、もしくは在庫切れを起こしている小型の商品を、ドローンを使って空輸するというもの。

交通事情の影響を受けずに移動することができるため、拠点からの直接配送でも約10分あればお届けできると述べています。

10月31日には試験開始を予定

両社によると今回のドローン配送試験は、10月31日を正式な開始日と予定しているとのことです。東京で行われた記者会見では、楽天の三木谷浩史社長とローソンの竹増貞信社長が出席。

三木谷氏は「自動運転やAIの劇的な進化による移動物流の革命はそこまで来ており、今回のプロジェクトは社会実装に向けた大きな一歩」とプロジェクトに前向きな姿勢を表明。

原発事故による爪痕が残る南相馬市の、利便性の確保とコミュニティーの再生に繋がるものと見られています。

<参照>
空から唐揚げお届け ドローン配送試験、楽天とローソンが福島・南相馬で開始へ/河北新報

楽天とローソン、福島県南相馬市でドローン配送と移動販売を組み合わせた商品配送で協業/ローソン